サイト出品者が教えるペラタイヤの作り方【タイヤカット編】

2020/05/15
 
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こんにちは!

某大手モール型ショッピングサイトにてペラタイヤを販売しておりますミニすけです。

 

前回の投稿ではタイヤカッターの準備編ということで、機器の接続から感電防止のための絶縁などについてお話ししました。

 

今回はいよいよタイヤをカットしていきます。

それではさっそく本題に入ります!!

 

 

①タイヤカット工具をそろえよう

以下、私がお世話になっている道具・部品たちです。

 

 

①水をはった容器とスポイト

②タイヤカッターに付属のホイール

③マスキングテープ(ハーフにする際必要があれば)

④ペラに加工するタイヤ

⑤デザインナイフ(ハーフにする際は使用)

⑥デジタルノギス

 

・・・そして

かのイーグル模型より生まれいずる国のてんし二対の龍

 

 

 

 

 

・・・接続完了です。

 

 

そして②の加工用ホイールに④の加工したいタイヤを装着します。

 

 

タイヤカッター本体にセットします。

 

 

 

ここまで来たらさっさとカットといきたいところですが、ここで1つ重要なポイントがあります。

このタイヤカッター、非常に有能な機械なのですがタイヤを狙った厚みにするための目盛りがありません。。

 

ですのでタイヤカッターを購入して初めての加工時は、どれくらいカットしていけばタイヤ厚が何ミリになり、どのタイプのホイールに履かせればタイヤの外径が何ミリになるのかといったデータ取りが必要になります。

まあ、何ミリになろうがぺラにできりゃいいんだよ!って感じの方は大丈夫かと思いますが、せっかく買うのであればしっかりデータをとってみて狙ったサイズにカットできるようになった方が得だし、なにより達成感があります^^

 

カットするブレード(専用刃)の角度は微調整できたり、使用するうちにブレード自体が微妙に曲がってしまったりするので、目盛りがあっても逆に正確には機能しないのではないかと個人的には思っています。

 

②タイヤをカットしよう

ここで⑥デジタルノギスの出番です!

さきほどの説明にもありましたが、タイヤカッター本体にはカット寸法を示す目盛りがありません。

 

なので、私の愛用しているタイヤカッターでの目安寸法データ(ここは回数をこなして自作してください)を元に、中径タイヤを中径ホイール装着時外径寸法23.8ミリになるようデジタルノギスを駆使しながら寸法をあわせていきます。

 

なお、一度に大幅なカットをしすぎるとかなりの確率でオフセットタイヤが出来上がります。そのため、私は基本0.4ミリずつ数回に分けてカットしていきます。

 

また、タイヤの素材によってカットのしやすさは変わってきます。

 

・シリコン    → 難易度高 ブレード幅0.4ミリずつカット

・ノーマル    → 難易度高 ブレード幅0.4~0.5ミリずつカット

・ハード     → 難易度中 ブレード幅0.3~0.5ミリずつカット

・スーパーハード → 難易度低 ブレード幅0.2~0.5ミリずつカット

・ローフリクション→ 難易度低 ブレード幅0.1~0.5ミリずつカット

 

このようになります。

ローフリが一番簡単です。笑

 

それでは1回目

 

 

これを・・・

 

 

このようにあわせます。

 

ここはどこで基準になる寸法をとってもらっても大丈夫かと。私なりに考えた結果、今のところここでブレード幅の寸法をとっていくのが一番精度が出しやすいのでこうしてます^^

 

①で用意したスポイトでブレードに水滴をつけて

 

 

カットしていきます。

 

機械を稼動させながらたまに水をつけてあげましょう。カスカスになると摩擦が異常に高くなり内側のタイヤを外側に引き上げる力が強くなり、オフセットになっていきます。

 

 

半分までカットできたら一旦タイヤを取り外し、残り半分をカットできるように装着しなおしてカット再開です。

 

 

 

 

うおおおおおーーーーっ

 

 

残っていた真ん中までカットができたらブレードに押されてカットされたペラペラのタイヤがずれていくので、切れたのが分かると思います。

 

以上の作業を、デジタルノギスの寸法を調整しながら繰り返します。長くなるのでここは割愛させてもらって、ノギスの参考寸法画像だけ貼っておきます。

二回目

 

三回目

 

そして完成です!!!

 

なかなかよくできたのではないでしょうか^^

ハーフにする場合はこれを⑤のデザインナイフで半分にすれば出来上がりです。

 

やはり自分で加工すると、できた時の達成感がちがいます!この感覚はミニ四レーサーには精通するものではないでしょうか。

 

準備物に少し投資することにはなりますが、コーナーやスロープといったセクション攻略に考えをめぐらせ、コースに合わせたセッティングに改造するのがミニ四駆の醍醐味と考える私としては、その中でも重要なパーツを高精度で加工できるこの二対の龍は安い買い物だと思います!

 

ここで紹介した方法にはまだまだ改善の余地があります。『安全に、早く、高精度なもの』を製作できるよう、わたくしも精進いたします。

最後に、私が愛用している二対の龍を貼っておきます。皆さまのよりハッピーなミニ四駆ライフを願いまして、今日はこれで失礼致します。


ではまた!

 

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